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近年、農業用水などの送水管として使われているプレストレストコンクリート管(PC管)本体が破裂し出水する事態が発生しています。このため、PC管の劣化メカニズムを解明し、埋設されている条件の分析や管内面からの非破壊調査によってPC管路の劣化度を総合的に診断評価する手法を開発しました。(注1) これにより、PC管の劣化箇所を把握し、計画的な補修等の実施が可能となり、PC管の破裂防止を図ることができるようになりました。
注1:独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構農村工学研究所、新技術開発組合(代表(株)ダイヤコンサルタント)との共同研究により実施
管理所において、職員の巡視・巡回を軽減するために、離れた施設の状況を映像により監視するために、カメラを用いた監視システムを導入しています。 映像を伝送する方法として、従来の有線方式から無線LAN方式を採用することにより、配線工事が省略できるとともに、カメラについては汎用品で安価なIPカメラを導入することによりコスト縮減を図ることができました。
施設の点検は、施設を運用・維持していくうえで、非常に重要な業務となっています。 電気設備の点検において、現場での点検結果を記録する場合に、従来はチェックシートによる紙ベースに記入・記録していたものを、携帯電話を利用して、点検結果を入力することにより、容易に電子化が可能となりました。 また、事務所に戻ってから、携帯電話に入力したデータを赤外線通信機能を用いてパソコンへ伝送することにより、効率化とペーパレス化が図れました。
全世界にインターネットが普及したことにより、その通信方式であるIP(インターネット・プロトコル)技術が、近年、格段な進歩を遂げてきました。 水資源機構で、データ伝送や専用電話で使用するマイクロ回線においてもIP化を導入することにより、従来の受注生産で高価であったものが、サーバやLANスイッチなどの安価な汎用品で構築が可能となり、コスト縮減が図れました。
施設管理の高度化・効率化を目指して、電話交換設備の更新に合わせ、電話網をIP化するとともにWebサーバの設置、更には携帯電話の不感地帯に無線LANを設置しました。 これらにより、携帯電話から直接データや監視カメラの映像の確認が行えるなど、確認作業に人が介在することがなくなったほか、携帯電話の不感地帯であった場所が、無線LANの構築により通話可能となり通信体制の確立が図れました。
ダム貯水池の富栄養化問題である藻類の異常増殖発生について、抑制対策施設である曝気循環施設、分画フェンス、選択取水設備について、効果的・効率的な運用手法の検討を行いました。 また、新技術を用いた藻類増殖抑制として、光触媒を用いた水質改善の可能性の検討を行い、光触媒による藻類増殖抑制効果の確認と機構施設への適用可能性についても検討を行いました。
ダム貯水池における水質予測向上を目指し、従来のシミュレーションモデルに、4種類の藻類の種別毎の増殖や水深方向の水の動き等の要素を組み込み「2次元水質予測モデル」を開発しました。 これにより、ダム貯水池における富栄養化現象や、水質保全設備(曝気循環設備・分画フェンス・選択取水設備)の効果予測をより高い精度で行えるようになりました。
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