渇水期に貴重な水を無駄に放流しないために、水位が低くても放流量を 正確にコントロールできるバイパス水路を瀬田川洗堰の横に設置しました。
湖水位の低下によって、航路や泊地での船舶の運航、停泊に支障をきたす港湾等について、繋船岸などの改築と航路、泊地の浚渫を行いました。
■ 断面図 B.S.L.-2.0mまで下がっても運航できるように、掘る深さを決めました。
B.S.L.=琵琶湖基準水位( Biwako Basic Surface Water Level)
琵琶湖の水位が低くても水が確保できるように、取水施設の沖出しやポンプの増設を行いました。
■ 断面図 B.S.L.−2.0mまで水位が下がっても取水できるように、取水施設を沖に出しました。
琵琶湖の貴重な水産資源であるアユを守るため、湖の水位 が低下したときの産卵場として、安曇川河口と姉川河口に人工河川をつくりました。 ここでは毎年卵からふ化した約30~50億尾ものアユが琵琶湖へ還っていきます。
白鬚神社大鳥居
水位が低下しても、湖にたたずむよう沖に移設しました。
浮御堂
周辺を浚渫し、水位が変動しても美しい景観を保つ工夫をしました。