琵琶湖の開発は、自然環境への影響を小さくする工夫をしながら進めていきました。
北湖では、自然豊かな前浜を湖岸堤の湖側に残しました。前浜は生き物にとって大切であるのはもちろん、洪水時の高波をやわらげる働きを持っています。 南湖の湖岸堤では、自然を守りつつ、新たに広い前浜を湖側につくりました。この人工前浜には木や花が豊かに植栽され、人々の水辺での憩いの空間がつくられています。
湖岸堤設置時にやむなく失ってしまった一部のヨシ地について、湖岸堤周辺に新たにヨシを植栽しその復元を行いました。