令和6年1月1日16時10分に発生した地震で能登半島の広範囲にわたり水道施設が被災したことにより、水資源機構は被災地への給水支援のため、保有する「可搬式浄水装置」と緊急災害支援隊を石川県珠洲市を派遣、1月8日に設置し、断水が続く珠洲市の皆様に1月9日から4月19日(102日間)にわたり、国、自衛隊、全国各地から駆けつけた
給水車両を通じて毎日お届けしてまいりました。
給水活動の経過
毎日欠かせない水を連日休みなく被災地の皆様へお届けしました
1月5日
緊急災害支援隊を編成し、利根導水総合事業所(埼玉県行田市)、愛知用水総合管理所(愛知県東郷町)に配置する浄水装置(計2台)を被災地に向けて出発、7日夕方設置場所(珠洲市)到着
1月8日
珠洲市内野々江総合公園内(亀ヶ谷池)の堰堤に浄水装置を設置
浄水装置の設置を完了
浄水された水
1月9日
自衛隊、国が派遣する給水車両に生活用水を給水開始し、珠洲市総合病院、避難所のお風呂で利用(報道各社が可搬式浄水装置による給水支援活動を取材され全国ニュース等で報道)
報道機関の取材の様子
自衛隊車両への給水
1月12日
水道法に基づく水質検査を完了し、飲用水給水開始以降、支援活動終了まで毎日給水)
夜間も給水
装置の稼働状況を確認
避難所に給水
自衛隊が設置したお風呂
3月中旬~
水道施設の復旧に向け関係機関のご尽力により、給水再開地区が拡大
4月中旬~
機構の浄水装置による給水拠点の最寄りにて給水が可能に
4月19日
可搬式浄水装置による給水支援活動を終了(102日間)
4月25日
珠洲市長に給水支援活動の成果を報告
仮設住宅への給水
消火栓(水補給ポイント)からの給水作業
泉谷市長に報告
防災重点農業用ため池の緊急点検・対策について
令和6年能登半島地震に伴い、農林水産省が被災地方公共団体等に対する人的・技術的支援の一環として行う防災重点農業用ため池の緊急点検・対策に、水資源機構も職員を派遣しました。
農林水産大臣から感謝状を拝受しました
令和6年能登半島地震で被災した石川県珠洲市に可搬式浄水装置を設置し、断水が続く地域の皆様に毎日欠かすことができない水を102日間にわたりお届けしてまいりました。 このたび、この給水支援活動に対し農林水産大臣から感謝状をいただきました。
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