
利根川の水を房総半島に運んでいます
房総半島の九十九里地域や南房総地域では、その昔、多くの家々が不安定な井戸水をくんで暮らしていました。 人口の増加や都市化が進み、水道水の要望が高まってきました。一方千葉市から君津市にいたる京葉臨海工業地帯では、安定した工業用水が必要とされていました。ところが房総半島には、これらの水への要求を充分に満たすだけの大きな水源はありませんでした。そこで、これらの地域に利根川の水を運ぶ「房総導水路」がつくられたのです。 今では、利根川の水を南房総にある大多喜町まで、約100キロメートルもの長い距離を運び、必要な地域での水不足の心配をなくし、人々の暮らしを支えているのです。

房総導水路を横(断面)から見てみよう。

人々の暮らしに水が必要なの?