水質情報

○水質状況把握に関する取組
・草木ダムでは、通常の水質調査に加えて、草木ダム貯水池に関わる重金属濃度の監視を管理開始当初から継続的に行っています。また、管理所内に水質分析室を設け、水質障害の原因となる植物プランクトンの発生状況についても監視を行っています。

※底質項目:ダム湖の底泥の分析結果

○草木ダム水質測定実施要領の概要
・分析内容
流入水、貯留水、放流水の重金属濃度を測定
・測定項目
浮遊懸濁物、銅、亜鉛、鉛、カドミウム、ヒ素
・測定頻度
1回/月、出水時3回以上

○水質保全に関する取組
・表面取水設備:
放流水中の重金属濃度低減などを目的として、任意の水深から取水できる取水設備を設置しています。
・曝気循環設備:
かつて草木ダムでは、カビ臭の原因生物であるフォルミディウム(植物プランクトンの1種)が大量に発生していたことから、下流の浄水場では、水道水からカビ臭を取り除くため、大量の活性炭を使用する必要がありました。
フォルミディウムの発生抑制対策として、平成6年から平成11年にかけて曝気循環設備(散気管式浅層曝気装置4基、噴水合体型散気管式浅層曝気装置1基)を導入しました。
その結果、曝気循環設備が本格稼働した平成10年以降は、フォルミディウムの発生量が大幅に減少し、カビ臭の発生は確認されなくなりました。また、下流の元宿浄水場(桐生市水道局)では活性炭が使用されなくなっています。
今年度の水質保全設備の運用状況については、こちらを御覧ください。