ダムの目的

① 洪水調節

・草木ダムの洪水調節計画は、ダムに流れ込む水の量が毎秒500㎥まで増えたら、流れ込む水の量から毎秒500立方メートルを引いた水量の1割と毎秒500㎥を足した水量を放流します。(一定率)
・ダムに流れ込む水の量が毎秒1,880㎥になってから後は、流入量が毎秒640㎥に等しくなる時まで、毎秒640㎥の水量を放流します。(一定量)   
・このような洪水調節を一定率一定量放流としています。
・また、事前放流によって洪水調節容量を増加し、台風等に備えます。

・ 管理開始以降の46年間で 31回の洪水調節(防災操作)を実施 しています。

・令和元年 台風19号でのダム地点における降雨、貯水位、流入量、放流量のグラフです。
・草木ダム管理開始(昭和52年)以降2番目となる流入量(毎秒約1,637)を記録しました。
・事前放流を含めた防災操作によりダムの機能を最大限活用し、洪水約2,184万をダムに貯留しました。

写真提供 渡良瀬川河川事務所 令和元年10月16日11:08

・渡良瀬川高津戸地点では、草木ダムが無かった場合、はん濫危険水位を上回ったと考えられますが、避難判断水位以下まで低下させ、下流河川の洪水被害を低減しました。

令和元年10月13日13:06 写真提供 渡良瀬川河川事務所          

令和元年10月13日13:24 写真提供 渡良瀬川河川事務所