INTERVIEW04

どんな状況であっても、「水」を利用し続けられる状態を確保する

生物資源環境科学府卒
2019年入社
筑後川上流総合管理所 両筑平野用水管理所
I.M
※職員の所属等は2024年1月時点の情報

土木職

水資源機構を志望したきっかけと入社した理由を教えてください。

子どもの頃から川や田んぼでよく遊んでおり、自然を身近に感じられる環境で育ちました。 その後は農作業の手伝いを通して農業に興味を持ちはじめ、大学では農業土木を専攻しました。専攻科目の勉強をしていくうちに、水が社会に与える影響や水の重要性を改めて実感し、将来は水の管理や配水等に関わる仕事に就きたいと考えるようになりました。
そして就職活動中に見つけたのが水資源機構でした。水資源機構がダムや堰、水路などの施設について設計から施工、運用・管理まで幅広く行っている会社だと知り、水に対して様々な角度から接することができる点、また施設の管理を通して配水管理に携われる点に魅力を感じ志望しました。
水資源機構以外の就職先として、いくつか候補を考えていましたが、実際に説明会に参加し、公務員よりもダムや堰、水路の管理に直接的に携わることができると思った点や、他の民間企業に比べ安定的に働ける職場だと感じ水資源機構に入社を決めました。

現在の仕事内容と、それが社会にどのような価値をもたらすか教えてください。

主に配水管理や水利権協議に関する業務を行っています。配水管理では、必要な水量を利水者のもとに届けるため、ダムからの放水量を調節する操作や頭首工にて取水する操作を行います。降雨後など流況が著しく変化する中で適切な操作を行い、水を無駄にすることなく利水者の元へ届けられた時は大きなやりがいを感じます。水利権協議に関する業務では、河川の水を取水する権利である水利権を確保するため、利水者と調整しながら必要な水量の算定やその妥当性を検証し、それをもとに河川管理者との協議・打合せを行います。水利権を確保することは、利水者へ必要な水量を届けることや安定的に水を利用し続けられる状況を確保することに役立っており、特に重要な業務として事前準備をしっかり行うよう心がけています。
他にもダムの見学者に対する説明も行います。ダムには小学生から大人まで年代を問わず様々な方が見学に来るため、分かりやすい説明を心がけ、ダムの重要性を理解してもらえるよう意識しています。

水資源機構だからこそできること、ご自身の将来像を教えてください。

水資源機構ではダムや堰、水路などの施設において、計画から施工、その後の管理・運用まで一通り経験することができます。一概に「管理」といっても配水管理だけでなく、構造物の安全性の管理やダム貯水池の水質管理など幅広い業務があることも水資源機構ならではだと感じます。
また関係機関も多岐にわたるため、各機関の考えを尊重しつつ、みなさまが納得できるよう調整することが求められる時があります。一筋縄ではいかない調整もありますが、それだけ社会に対して影響力がある仕事をしているからこその苦労だと思います。
現在は先輩や上司と共に行動することが多く、たくさん助言をいただきながら業務を進めています。これから年次を重ね後輩に教える立場になった時のためにも、適切な判断を素早くできるよう、様々な業務を経験し幅広く技術力を身に付けていきたいです。そして仕事を効率的に進め、今以上にプライベートと仕事の両方を充実させていきたいと考えています。

自然に囲まれている職場が多いことです。農作物の栽培・生育状況や山の色付きなどで季節の移り変わりを肌で感じることができます。施設の周囲が紅葉に囲まれたときや施設が雪化粧した姿はとても綺麗で、休憩の際に外を眺めることでリフレッシュすることもできます。また定期的に様々な研修が行われているため、技術力の向上や知識の習得に役立っています。

ある日のスケジュール

  • 8:30

    出勤・所内でスケジュール共有

  • 8:30-9:30

    メールチェック、配水関係のデータ整理

  • 9:30-12:00

    関係機関と水利権に関する打合せ

  • 12:00-13:00

    昼食

  • 13:00-16:30

    現地にて地区内の水利用状況の確認

  • 16:30-17:00

    配水状況を確認し今後の配水計画を作成

  • 17:00-18:00

    現地確認結果の取りまとめ資料作成、関係者への共有

  • 18:00

    退勤

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