INTERVIEW06

機械設備が「当たり前に動く状態を常に維持する」ことが機械職としての自分たちの使命

工学部卒
2014年入社
下久保ダム管理所 管理班
S.H
※職員の所属等は2024年1月時点の情報

機械職

水資源機構を志望したきっかけと入社した理由を教えてください。

子どもの頃から自動車が好きで、モノづくりに携わりたいという思いはずっとありました。トレンドだった産業用ロボットなどにも興味があり、専門に勉強したくて、大学は工学部を選択しました。就職活動にあたっては学部、大学院での学びを通して、専門系のメーカーに就職するという魅力もあったのですが、専門メーカーに就職すると、その業務はより局所的になってしまい、全体を管理することができないのではないかと気づきました。先輩方や先生のお話を聞いていくうちに、やはり同じモノづくりでも全体管理、人々の暮らしの基盤となるスケールの大きい仕事をしたいと思うようになったのですが、当時は水資源機構のことを全く知りませんでした。たまたまリクルーターとして大学に水資源機構の方が来られて、聞いた話や資料を拝見したことで“地図に載るような大きな仕事”というキーワードに興味を持ち、会社説明会に参加するようになりました。インフラ整備などの業界とも併せて就職活動していく中で、休日や赴任先での生活の利便性など福利厚生が充実していることも決め手となって入社しました。

現在の仕事内容と、それが社会にどのような価値をもたらすか教えてください。

下久保ダム管理所の機械担当として、設備の健全性を確保するための点検・整備、発注および監督が主な業務です。下久保ダムは群馬県と埼玉県の県境に位置するダムで、管理開始から約50年が経過していますので、設備も年数を経たものが多く、運用や管理面で注意しなければならないことがたくさんあります。機械設備は「当たり前に動く状態を常に維持する」ことが非常に重要です。そのため、有事に備えて万全な状態で設備が使用できるように日々の業務に努めています。
水資源機構で業務をするようになってから、水資源機構が事業を実施している全国7つの水系には全人口の約半分がおり、それだけ多くの人々の生活の支えになっていることが分かりました。外から見ていると水資源機構は何をしている所なのか見えにくいところもあるかもしれません。しかし、配水管理や洪水調節などさまざまな業務を知ることによって、皆さんの目には直接見えないですが、生活、重要なインフラを支えていることを強く感じるようになりました。また、災害対応は水資源機構の重要な役割の一つです。ダム下流域の洪水被害の防止・軽減のために、日々使命感を持って業務にあたっています。

水資源機構だからこそできること、ご自身の将来像を教えてください。

水資源機構は全国でさまざまな施設の維持管理をしていて、水系が変われば施設も、管理方法も変わります。新しい設備の癖や特徴をつかむのは難しいですが、逆にそれが楽しみでもあります。そんな経験ができるのは水資源機構ならではではないでしょうか。特に、知見や施工実績がどんどん積み上げられ、研究を重ねられてきたのが水門工学で、その中で設備のメーカーの特色が出ているゲートがたくさんあるので、各地に行ってそれを勉強することができるのは機械職として大きな魅力です。
今の自分の基礎になっているのは最初の赴任地で先輩方から維持管理、発注のノウハウなどを教えていただいたこと、次の赴任先であるダムの建設現場で設計思想などの考え方を学ぶことができたことです。ステップアップできて、下久保ダムでは独り立ちできました。
現在自分は7水系あるうちのまだ2水系しか経験していません。7つ全ての水系を制覇して、より自分の技術力を高めていきたいと考えています。そして、全ての水系の水資源の開発や管理業務に精通した職員になれるよう励んでいきます。

人々の暮らしや社会を支えるスケールの大きなモノづくりに携わることができるため、仕事に対するやりがいや使命感などを常に感じながら日々の業務に取り組めるところです。また頼れる先輩方も多く、福利厚生も充実しているため働きやすい職場であることも水資源機構で働く魅力だと思います。

ある日のスケジュール

  • 8:20

    出勤

  • 8:30-9:00

    メールチェック

  • 9:00-10:00

    発注前の工事内容や所内の全体スケジュールについて、所内で打合せ

  • 10:00-12:00

    管理設備の点検

  • 12:00-13:00

    昼食

  • 13:00-15:00

    放流設備の点検

  • 15:00-17:00

    発注に関する資料作成、設備図面(CAD)の整理

  • 17:00

    退勤

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