INTERVIEW07

水という重要なインフラを支えるために何十年先の正常な機能を確保する

工学部卒
2020年入社
思川開発建設所 工務課
I.Y
※職員の所属等は2024年1月時点の情報

建築職

水資源機構を志望したきっかけと入社した理由を教えてください。

中学生の時に東日本大震災で避難生活を経験しました。震災で街が更地へと変わり、新しい建物が建っていく様子や、日々当たり前のように使っていた水や電気といった社会インフラの大切さを改めて体感し、将来は社会の基盤となるインフラであり、かつ公益性の高い施設の建築に携わる仕事に就きたいと思うようになりました。そんな中、人々の暮らしや産業に欠かすことのできない水を安定して供給するために、ダムの管理棟や揚水機場などの大きな施設で、未知の部分もある建物を作る水資源機構の建築業務に興味を持ちました。
特に水資源機構の建築業務は、水資源開発施設に関連する建築物の設計から積算、工事監督、維持管理と多岐に渡るため、幅広い経験や知識を習得でき、建築に携わる自分のスキルアップに繋がると思いました。また転勤についても中部地方や関西、九州など、今までに訪れたことのない地域で仕事に取り組めることを前向きに考えることができ、水資源機構への入社を決めました。

現在の仕事内容と、それが社会にどのような価値をもたらすか教えてください。

現在は栃木県鹿沼市にある思川開発建設所で、南摩ダムと導水路の管理・運用に必要となる建築物の設計、積算、工事監督業務に従事しています。
2022年に完成した南摩ダム管理棟では、初めて監督業務に従事し、多くの先輩職員にご指導いただきながら無事完成を見届けることができました。私たちが建設・管理している建物は、水という重要なインフラを支える公共施設として何十年先にも正常な機能を確保する必要があるため、点検、保守、修繕などの保全を行い水資源機構の財産として大切に残していきます。そんな歴史のスタートである完成検査を経て、引き渡しを受けた際は安堵とともに大きなやりがいを感じました。
私たちの使命は、水資源開発施設の管理に必要な管理棟、揚水機場や防災宿舎などの整備を行うことで、「安全で良質な水を安定して安くお届けする」ことにあります。初めての監督業務を通じて自分が設計、工事監督で携わる建物が安全で豊かな社会づくりのために一翼を担っていることを改めて感じると同時に、人々の暮らしを支える非常に責任感のある仕事だと実感しました。

水資源機構だからこそできること、ご自身の将来像を教えてください。

水の安定供給や洪水被害の防止・軽減など、社会から求められる役割を建築という側面から担えることや管理棟、揚水機場、バルブ室、観測室など専門性の高いものを扱うことになるので、身に付けた知識や技術力が自分の武器として直接仕事に活かせる点が水資源機構の建築職ならではだと思います。
最近では任せてもらえる仕事の規模も大きくなり、先輩からアドバイスをもらいながら日々多くのことを吸収しています。特に建築物は出来上がる過程に一つとして同じものがないため、現場状況の判断や関係課との調整など難しく感じることもありますが、将来的には自分がメインとなって管理棟のような大きな建物を建てられるようになりたいです。そのために、建築技術者としてスキルアップしていく必要があります。入社3年目に二級建築士の資格を取得しましたが、現在は一級建築士の資格を取るための勉強をしています。水資源機構は社員の資格取得をとても応援してくれて、勉強の時間が確保できるような働き方もできます。一人前と言われるまでには10年くらいはかかりますが、勉強と経験を重ねていき、水資源機構でしか叶えられない夢を実現したいです。

通常よりも専門性の高い知識と技術力を養い、自分の武器として身につけられることができる環境が魅力だと思います。また、分からないことや疑問に思ったことを上司や先輩職員に質問をする若手職員をよく見かけます。先輩が後輩の疑問点に真摯に向き合う姿勢や若手職員が気兼ねなく上司に相談出来る職場環境も水資源機構に入社してから感じた魅力の一つです。

ある日のスケジュール

  • 8:45

    出勤

  • 8:45-9:15

    メールチェック、業者との連絡

  • 9:15-12:00

    工事立会い、業者との打合せ

  • 12:00-13:00

    昼食

  • 13:00-14:00

    工事の提出書類の確認

  • 14:00-15:00

    安全・防災に関する資料作成

  • 15:00-17:15

    工事の変更契約に関する資料作成

  • 17:15

    退勤

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