CAREER STORY01

過去の経験や想いを力に。仕事を通して「人」として成長していきたい
土木職

工学研究科卒
1999年入社
本社 関東事業室 室長補佐
A.M
※職員の所属等は2024年1月時点の情報

土木職として、ダムや水路の調査設計から国際業務まで幅広い業務を経験。入社15年目には武蔵水路の内水排除のルール作りに携わり、これがキャリアの転機に。現在は本社関東事業室の室長補佐として関東管内の利水者や関係都県の総合調整役として業務に励む。

MY HISTORY

  • 入社1年目

    小石原川ダム調査所 調査設計課

  • 入社3年目

    琵琶湖開発総合管理所 湖南管理所

  • 入社9年目

    大山ダム建設所 調査設計課

  • 入社14年目

    JICA長期専門家としてスリランカへ派遣

  • 入社15年目

    武蔵水路改築建設所 調査設計課

  • 入社19年目

    木津川ダム総合管理所 比奈知ダム管理所 管理所長 管理職に昇格

  • 入社23年目

    利根導水総合事業所 第二管理課 課長

  • 現職

STORY 01

現在の仕事について

関東管内における利水者や関係都県との総合調整役として、具体的には事業を円滑に進めるため、窓口業務や会議の開催・運営を行っています。窓口業務としては、例えば利水者から問い合わせがあった際に、回答できることであればその場で返答し、担当部署への確認が必要な場合は然るべき部署へと取り次ぎを行います。問い合わせ内容に関しては事業の進捗状況に関する技術的なものから、利水者に負担いただく費用といった財務に関するものまで多岐に渡るため、どの部署へ確認すべきかを判断するための幅広い分野の知見や、関東管内で今現在進行中の事業の全体像を把握しておく必要があります。
これまでは土木職としていわゆる現場での業務に従事してきました。もちろんその中で得た知識や人脈は今の仕事に活きていますが、現在の業務はこれまで培ってきた経験+αが必要になります。そのため常にアンテナを高く張り、新しい知識の習得を積極的に行っています。

STORY 02

ターニングポイント

入社15年目に武蔵水路改築事業で内水排除の操作ルールの作成を担当したことです。武蔵水路は、水路としては珍しく治水の機能を有していますが、そういった事例は少なく、改築に併せて新たなルールの作成が必要になりました。ルールの作成には法律に関する知識や関係機関との調整など、経験したことのないことが多く試行錯誤しましたが、上司に指導を仰ぎながら、無事ルールを作りあげることができました。その時の経験が、その後の業務の進め方や現在の利水者との調整業務に役立っていると思います。武蔵水路は今でもそのルールに基づいて運用されており、この業務に携われたことが自分の自信に繋がっています。
また2012年から一年間、JICA長期専門家としてスリランカの防災プロジェクトに派遣されました。言語も文化も違う中での業務は苦労することも多かったですが、人として視野を広げられた気がします。現在も週一回程度ですが英語のレッスンを続けており、海外からのお客様には最低限の対応が出来るようにと意識しています。

STORY 03

これからについて

近年、気候変動により渇水や洪水のリスクが高まっていますが、そのような状況下においても、人々の生活を守るために適切に水資源管理を行うことが、水資源機構が社会にもたらす価値と考えています。責任は重いですが、使命感のある仕事でやりがいを感じています。
現在は本社での勤務を通じて、日々先輩や同僚の活躍やすごさを肌で感じています。それを見ていると、自分はまだ力不足で将来の展望を考える余裕はありませんが、目の前の仕事を着実にこなし、技術力だけでなく人間力も向上させていきたいと考えています。
学生時代にたまたま訪れた矢木沢ダムや奈良俣ダムの圧倒的なスケールと貯水池周辺の深閑とした雰囲気に魅了されて水資源機構を志望してからこれまで、たくさんの経験をすることができました。当時は辛く大変だったこともありますが、今思い返すとそのすべてが現在の自分を形成する糧になっていると感じます。これからも初めて経験することがあると思いますが、たくさんのことを吸収して成長していきたいです。

まずは、日々の勉強や自分の取り組んでいる研究を大切にして下さい。自分の場合、学生時代は内水氾濫の解析が研究テーマでしたが、武蔵水路の内水排除の操作ルールの検討で学生時代の経験が非常に役立ちました。他にも、ダムや水路の建設・管理においては、関係機関との調整や、建設会社やコンサルタントを監督する機会があります。当然、技術は大切ですが結局は人とのコミュニケーションが重要になりますので、明るく前向きに仕事をするという気持ちも大切にしてほしいと思います。
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