CAREER STORY04

先進の設備開発で培った技術と経験を武器に、次世代の「水のプロ集団」を育て上げる
機械職

機械科卒
1991年入社
中部支社 事業部 設備課 課長補佐
I.Y
※職員の所属等は2024年1月時点の情報

機械職として、様々な管理所で設備の維持管理や工事発注に携わる。入社23~27年目にはICT技術の取り組みとして施設の操作を支援するシステムを構築し、維持管理の効率化に貢献。現在は長年培ってきた知識と技術を生かし若手職員の育成に尽力している。

MY HISTORY

  • 入社1年目

    琵琶湖開発事業建設部 機械課

  • 入社3年目

    中部支社 建設部 機械課

  • 入社5年目

    長良川河口堰管理所 機械課

  • 入社7年目

    琵琶湖開発総合管理所 機械課

  • 入社12年目

    日吉ダム管理所

  • 入社17年目

    関西支社 中津川管理室

  • 入社23年目

    琵琶湖開発総合管理所 機械課

  • 現職

STORY 01

現在の仕事について

中部支社管内の9つの事務所で技術支援や指導、若手職員に対する講習会や実技訓練、リクルートなど様々な業務に従事しています。技術支援・指導については、それぞれの事務所の業務を効率よく又は円滑に進めるため、例えば各事務所で必要な設備を集約して発注したり、事務所の機械設備に不具合が生じた際には現地に駆け付け解決策の提案を行うなどしています。若手職員への講習会・実技訓練では、ダムの点検作業や溶接・ポンプの分解の実習などを実施しています。そこでは、私の経験や知識をただ伝えるだけではなく、自分の若手時代を思い返しながら、疑問に思ったことや知りたかったことを織り交ぜた内容を企画し、若手職員が「水のプロ」として活躍できるよう人財の育成に携わっています。他にも学生に対して水資源機構を知ってもらうために、大学での説明会や現場案内を行っています。
現在の仕事は若い職員と接する機会が多いため、できる限り意見を受け入れ、仕事が楽しく思えるような職場づくりを心がけています。上司に相談や質問をしやすい環境をつくることが、若手職員の成長にもつながると思っています。

STORY 02

ターニングポイント

水資源機構に入社してからこれまで、装置の開発とその特許取得や職員支援システムの構築、海外でのJICAプロジェクトへの参加など様々な業務を経験しました。今振り返るとそのすべてが今の私を形成していると思います。
その中でも特に印象に残っているのが、日吉ダム管理所で携わった水没式複合型曝気装置という水質保全設備の開発です。例えば装置の開発は、業務上の問題点や課題を整理することからはじまり、そこから装置の設計や細かな仕様を決定します。さらに実際の設計通りに動作するか様々な実験やテストを行いながら進めていくため、たくさんの時間を要します。もちろん、その途中で思い通りの結果を得られず悩むこともありましたが、細部にわたり様々な実験を通して良い結果が出た時の達成感は今でも鮮明に記憶に残っています。この経験は水環境及び曝気装置に関することは誰にも負けないという自信につながっていますし、胸を張って自分の「強み」と呼べるものを見つけたきっかけになったと思います。

STORY 03

これからについて

水資源機構は、インフラの中で特に重要な「水」を扱っています。水は多ければ「洪水」、逆に少なければ「渇水」となってしまいます。自然が相手となる水の増減は予想が難しいですが、その水を的確に制御することで人々の生活基盤を守り、生活を潤しています。水道の蛇口を捻れば、きれいな水が当たり前のように出てくる、そのことが当たり前だと感じられる環境をつくれることが、水資源機構の価値だと思っています。
水資源機構に勤めてから30年余りが経ちます。今後も水資源機構の事業を通して、社会に貢献していきたいなと考えています。また現在の部署に異動してから6年を迎え、私自身、人財育成やリクルート業務など、積極的に人とコミュニケーションをとる業務が性格にあっていると感じています。そのため、今後も引き続き携わってきた仕事の経験、身に付けた技術をどんどん若手職員に伝え、育成に努めていくと同時に、学生に向けて水資源機構を魅力的に発信していくような業務を行っていければと思っています。

私たちの生活に無くてはならない「水」ですが、時として大きな災害をもたらすのも「水」です。水資源機構はその「水」を的確に制御し、生活を支えていますが、この制御を直接的に行っているのがゲートやポンプなどの機械設備です。洪水から命や財産を守り安定的に水を供給する緊張感のある仕事ですが、それは大きなやりがいでもあります。ぜひ機械設備の仕事を通して社会貢献というやりがいを実感してみませんか。
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