CAREER STORY06

インフラの運用に必要な建築物の整備を行うことで、安全で豊かな社会作りに貢献
建築職

建築科卒
1999年入社
関西・吉野川支社 淀川本部
施設管理課 課長補佐
K.Y
※職員の所属等は2025年7月時点の情報

1999年に建築職として入社しキャリアをスタート。現在は関西・吉野川支社淀川本部の課長補佐として管内のダム・堰・水路等の運用に必要な設備を格納する建築物や職員が勤務する事務所、日常生活を送る宿舎の新築・改築・改修・維持管理を担っている。

MY HISTORY

  • 入社1年目

    本社 第二工務部 建築課

  • 入社3年目

    中部支社 建設部 建築課

  • 入社10年目

    関西支社 事業部 建築課

  • 入社15年目

    琵琶湖開発総合管理所 管理課

  • 入社20年目

    朝倉総合事業所 工務課

  • 入社22年目

    関西・吉野川支社 淀川本部 設備課

  • 現職

STORY 01

現在の仕事について

私たち職員が勤務する事務所や日常生活を送る宿舎、ダム・堰・水路等の運用に必要な設備を格納する建築物の新築・改築・改修・維持管理を行っています。具体的な業務内容は、建築物の新築・改築等が必要になった際の計画策定や設計、積算、発注、工事監督です。つまり、計画から完成まで一連の業務に関わっています。また、建築物の完成後は長期保全計画を策定し、定期点検を通じて建築物を良好な状態で保つことができるよう、計画的な修繕・水まわりの改修を進めるほか、老朽化した宿舎については現代のライフスタイルに合わせたリノベーションも行っています。
私が担当する関西・四国管内の現場事務所には建築職がいないため、建築物の設計・工事などに関する様々な依頼は、私の勤務先である関西・吉野川支社(大阪市)で対応しますが、現地までは移動に時間がかかることが多いため、近年はデジタル技術を活用した遠隔臨場やWeb会議等を利用することで業務の効率化を図っています。

STORY 02

ターニングポイント

入社7年目に在籍していた中部支社では徳山ダム建設事業の建築業務を担当し、新築する管理所など、様々な建築物の設計、発注、工事監督を経験しました。当時は先輩職員に指導していただきながら必死に業務をこなしていました。
その後入社20年目には小石原川ダム建設事業に携わることになりました。ダム本体工事や道路工事等の土木工事、電気工事、機械工事など様々な工事との調整が必要でしたが、徳山ダムでの経験を生かしながら、無事に完成させることができました。また、ここでは先輩職員として若手職員を指導する立場でもあったため、人に教えることの難しさと理解してもらえる達成感を改めて知ることができことは、自分にとって良い経験になったと思います。
当時、一緒に仕事をしていた若手職員は様々な経験を積んで、今では立派に成長してくれています。

STORY 03

これからについて

近年の気候変動により異常渇水や異常洪水の発生が頻発しており、水の大事さや水の恐ろしさについて、改めて考えさせられます。水は人々が生きていく上でなくてはならないものです。我々水資源機構は「安全で良質な水を安定して安くお届けする」ことを経営理念として掲げ、ダムなどの水源施設から水路施設までを一体的・広域的に管理し、利水と治水を一元管理している日本で唯一の組織です。その中で建築職は、施設の運用に必要な事務所や揚水機場など建築物の整備を行うことで、安全で豊かな社会作りに貢献しています。
機構の建築物を造るのには、土木職、電気通信職、機械職など他職種の職員との協働が必要不可欠であるため、職員間の良好なコミュニケーションを築いていかなければなりません。先輩や同僚はもちろん、後輩の意見にも耳を傾け、たくさんの人と交流することによって、建築職としての技術力を向上させるとともに、豊かな発想力、創造力を得られるよう自己成長も図っていきたいと考えています。

水資源機構の建築職は、建築物の基本計画から工事監督、保全に至るまでのすべての工程に携わることができます。詳細設計は設計事務所、工事施工については建設会社に外注するので「発注者側」という立場で、注文者として設計事務所・建設会社の担当者と関わることになります。建築に関する多様な業務を経験することができることから、建築技術者として幅広い知識を習得することができるので、とてもやりがいのある仕事です。一緒に明るく、楽しく仕事ができることを楽しみにしています。
OTHER INTERVIEWS
他のインタビューを見る
INDEX
PICK UP CONTENTS
ページトップへ戻る